家事は、くり返しやってくる用事

この記事でいう家事は、皿洗い、洗濯、ゴミ出し、風呂の掃除のように、済ませても、間をあけてまたやってくる用事です。

読書や勉強のような習慣は、しない日が続いても、その分の用事が積み重なることはありません。家事は、手をつけずにいると、その分が少しずつたまっていきます。そのため、家事を習慣にするときに決めるのは、家事そのものより、「いつやるか」の置き場所です。置き場所を決めていない用事は、たまって目に入ったときに、まとめて済ませる形になりやすくなります。まとめて済ませる日は、ほかの予定と重なると、次の週へ持ち越されることもあります。

部屋の物を元の場所に戻す片付けは、この記事では扱いません。片付けの続け方は、部屋の片付けを習慣化する方法 ― やる気が続かないときの、場面別の6つの工夫で紹介しています。

何人かで暮らしていて、家事を分けている場合も、この記事で書くのは、自分がする分の置き方です。誰が何をするかの決め方には、ここでは触れません。家事リストに書くのは、自分がする分の家事だけです。

家事リストを、間のあき方で3つに分ける

家事リストは、自分がしている家事を、思いつく順に1行ずつ書き出したものです。書き出したら、次にやってくるまでの間のあき方で、3つに分けます。最初に書くのは用事の名前だけで、かかる時間は書きません。出せる曜日や、やる回数は、3つに分けるときに、行の横へ書き足します。その場で思い出せなかった用事は、気づいた日に1行ずつ足していけば済みます。分け方に迷う用事は、ひとまず間をあけてもよい家事に入れておきます。

毎日まわってくる家事

毎日まわってくる家事は、その日のうちに一度は済ませたい用事です。使えばまた出てくるもので、量は日によって違っても、毎日あることは変わりません。

例にするのは、皿洗いです。朝に済ませる日があっても、夜に済ませる日があってもよく、何時にするかまでは決めません。決めておくのは、「その日のうちに一度」という置き方だけです。

表に置くときは、曜日ごとには書かずに、表の上に1行だけ書きます。

曜日が決まっている家事

曜日が決まっている家事は、自分ではなく、外の都合で日が決まる用事です。ゴミ出しのように、出せる曜日が先に決まっているものが、ここに入ります。その日を過ぎると、次の同じ曜日まで待つことになります。

例にするのは、ゴミ出しです。出せる曜日が種類で違うときは、「燃えるゴミ」「資源ゴミ」のように、種類ごとに1行ずつ分けて書きます。それぞれの行の横に、出せる曜日も書いておくと、表に移すときに、もう一度確かめずに済みます。

表に置くときは、ほかの家事より先に、その曜日の欄へ書き入れます。

間をあけてもよい家事

間をあけてもよい家事は、数日おきや週に1回のように、いつやるかを自分で決められる用事です。洗濯、風呂の掃除、シーツを替えること、植物の水やりが、ここに入りやすいものです。どのくらい間をあけるかは、用事ごとにも、暮らし方によっても違います。

例にするのは、洗濯です。洗濯物がかごにたまる早さを見て、週に何回にするかを、自分で決めます。決めた回数は、家事リストのその行の横に、小さく書いておきます。たまる早さは季節によって変わることもあるので、その数は、あとから書き直してもよいものです。

表に置くときは、1つの曜日に1つずつ、空いている欄へ分けて置きます。

開いた扉のそばで、植木鉢にじょうろで水をやる羊のイラスト

曜日のルーティン表は、1週間を1枚に

ルーティン表は、月曜から日曜までの7つの欄に、その曜日にする家事を書いた1枚です。紙でもメモのアプリでもよく、毎日目に入る所に置けるものにします。表の形は、横に7つ並べても、縦に7行並べてもよく、目に入りやすい向きにします。家事リストを横に置いて、次の3つの順番で、上から書き入れていきます。

何も置かない曜日を、1日あけておく形もあります。ほかの予定が入った週に、家事を動かす先になります。表は、1週間使ってから、合わなかった家事の置き場所を動かします。

家事が続かない週の組み替え方

表のとおりに進まない週は、どこかの家事が、その置き場所に合っていないことがあります。そのときは、表を作り直さずに、続かない家事の置き方を、次の3つの形で組み替えます。

組み替えは、週に1回、表を見る曜日を決めて、その日に行います。どの用事が進まなかったかを見ると、組み替える先を決めやすくなります。進まなかった週のあとも、表を最初から作り直さずに、次の曜日から表のとおりに戻ります。表を見る曜日の決め方は、習慣の振り返りのやり方 ― 週に1回、記録で見る3つと次の週に変える1つで紹介しています。

アルニ習慣化アプリでの家事の記録

アルニ習慣化アプリは、App Store で公開しています。ここで書くのは、この記事の家事の続け方について、アプリで用意していることです。

設定のしかたは、使い方ガイドで紹介しています。

よくある質問

家事を習慣化するには、何から始めればいいですか?

自分がしている家事を、名前だけ1行ずつ書き出して、家事リストを作ります。それを、毎日まわってくる家事、曜日が決まっている家事、間をあけてもよい家事の3つに分け、1週間のルーティン表に置いていきます。

家事のルーティンは、曜日ごとにどう決めればいいですか?

ゴミ出しのように曜日が決まっている家事を先に書き、間をあけてもよい家事を、1つの曜日に1つまでにして残りの曜日へ分けます。毎日まわってくる家事は、曜日ごとには書かずに、表の上に1行でまとめます。

まとめ

要点は3つです。1つ目は、家事を、くり返しやってくる用事として、いつやるかの置き場所を決めること。2つ目は、家事リストを間のあき方で3つに分け、曜日が決まっている家事から先に、1週間のルーティン表に置くこと。3つ目は、続かない週は表を作り直さずに、量、つなげる動き、曜日のどれかで、その家事の置き方を組み替えることです。