締め日は、何日から何日までの区切り

家計簿の締め日を決めることは、何日から何日までを1か月にするかを決めることです。この記事では、家計簿の1か月の最後の日を締め日、その次の日を始まりの日と呼びます。25日始まりなら締め日は24日、1日始まりなら締め日は月末です。

締め日を決めるときに見るのは、3つです。1つ目は、収入が入る日が、毎月決まっているかどうか。2つ目は、家賃のような固定費の引き落としが、期間のどのあたりに並ぶか。3つ目は、ふだんの支払いの多くを、どの払い方でしているかです。この3つは人によって違うので、同じ日を選んでも、しっくりくる人と、そうでない人が出てきます。先にそれぞれを、日付と一緒にメモしておくと、どの形に近いかが見えてきます。1か月の日付を並べ、その上に、入るものと出ていくものの日を書き込むだけでも、区切りを置きたい場所の見当がつきます。

締め日を変えても、記録のつけ方は変わりません。どの形でも、支出は使った日に書き、変わるのは期間の区切りだけです。区切りが収入と支払いの並びに合っていると、期間の初めに、その期間に入ってきたお金と、これから出ていくものが、同じ枠の中に並びます。あとで見返すときも、どこからどこまでを見ればよいかを、つかみやすくなります。

締め日のおすすめは、収入の入り方で変わる

3つの決め方を、期間の区切りと、合いやすい人、気をつけることで並べました。

日付は一例です。カードの締め日は、カードごとに決まっています。

1日始まりが合いやすい人

収入の入る日が月ごとに違う人や、入る回数が決まっていない人には、1日始まりが合いやすくなります。区切りが月の変わり目と同じなので、日付を見れば、どの期間の記録かがすぐにわかります。固定費の引き落としが毎月決まった日にあるなら、その並びも、そのまま見られます。

給料日が月の途中にある人の場合は、給料が入る前の日々が、期間の前半に来ます。期間の初めには、その期間に入ってきたお金が、まだ並んでいません。並び方の違いとして知っておけば、見返すときに戸惑わずに済みます。なお、月末に収入が入る人なら、1日始まりと給料日始まりは、ほとんど同じ区切りになります。

給料日始まりが合いやすい人

毎月決まった日に給料が入る人には、給料日始まりが合いやすくなります。入ってきたお金が期間の最初の日に並ぶので、その期間に使えるお金と、出ていくものを、同じ期間の中で見られます。期間の初めに、使い道の目安を立てる順番は、家計簿の予算の立て方 ― 先に引く分を決めて、残りを週予算に分けるで紹介しています。

家賃などの引き落としが、給料が入ったあとの日にある人は、固定費が、期間の初めのほうにまとまって並びます。固定費の分け方は、家計簿の固定費と変動費の分け方 ― 固定費の項目を決める3つの手順で紹介しています。反対に、引き落としが給料日の直前にある人は、その分が、次の収入が入る前の、期間の最後に並びます。どちらの並びになるかを、始める前に一度だけ確かめておくと、あとで迷いにくくなります。給料日が土日祝にあたる月の扱いは、「給料日がずれる月と、締め日を変える月」で取り上げます。

カードの締め日に合わせたい人

支払いの多くを1枚のカードでしている人は、期間をカードの締め日に合わせる形もあります。カードの締め日の次の日を始まりの日にすると、1つの期間の支出と、明細1回分の利用の範囲が、おおよそそろいます。あとで明細と並べたときに、同じ範囲どうしで見られます。カードの締め日の近くに使った分は、次の明細に回ることもあります。

この形でも、記録は、引き落としの日ではなく、使った日に書きます。使った日に書く形は、キャッシュレスの家計簿のつけ方 ― 現金と混ざっても二重にならない書き方で紹介しています。カードが2枚以上あって、カードの締め日がそれぞれ違うときや、現金やほかの払い方も多いときは、どれか1つには合わせきれません。そういうときは、1日始まりか給料日始まりにしておくほうが、区切りを1つに保てます。使ってみて合わないと感じたら、「給料日がずれる月と、締め日を変える月」に書くやり方で、ほかの形へ移れます。

給料日がずれる月と、締め日を変える月

締め日を決めたあとに迷いやすいのは、いつもの区切りが使えない月です。扱い方を先に1つ決めておくと、その月が来ても、記録を止めずに続けられます。

どの扱いを選んでも、記録は使った日に書くままなので、前の期間の記録を書き直す必要はありません。

始まりの日を、ふり返りの日にする

決めた締め日を続けるには、始まりの日を、前の期間をふり返る日として固定しておくと、区切りが習慣になりやすくなります。

締め日の当日は、その日のうちにまだ支出が出ることがあります。そのため、ふり返りは次の日の、最初の記録をつける前に置きます。給料日始まりなら、給料が入った日が、そのまま区切りを思い出すきっかけになります。1日始まりなら、月が変わった最初の日を、そのきっかけにできます。ふり返りを、その日の最初の記録と組にしておくと、1件目を書くたびに、区切りのことを思い出せます。給料が早く入って始まりの日を動かした月は、ふり返る日も一緒に動かします。

ふり返りで見るのは、前の期間の合計と、残しておいたメモくらいにしておきます。メモは、つなぎだったか、給料が早く入った区切りだったか、といった短いものです。使い方がよかったかどうかは決めずに、並んだものを見るだけで終えます。ふり返りで見るものの順番は、家計簿の振り返り方 ― 月末に何を見て、次の月に何を残すかで紹介しています。ふり返りにかける手間は、毎回同じくらいの軽さにしておくと、始まりの日が重くなりません。ふり返りが済んだら、その日の最初の支出から、新しい期間の記録を始めます。締め日を守ることより、毎回同じ日に区切ることを先にすると、期間が続けて並んでいきます。

アルニ家計簿アプリでの期間の区切り

アルニの家計簿アプリは、App Store で公開しています。ここで書くのは、期間の区切りについて、アプリで用意していることです。

区切りの日は人によって違うので、始まりの日を自分で選び、期間ごとに記録を閉じていく、という考え方です。

よくある質問

家計簿の締め日は、いつにすればいいですか?

毎月決まった日に給料が入るなら給料日始まり、収入の入る日が月ごとに違うなら1日始まりが合いやすくなります。支払いの多くを1枚のカードでしているなら、カードの締め日に合わせる形もあります。どの形でも、支出は使った日に書きます。

家計簿の締め日を途中で変えるときは、どうすればいいですか?

変える前の期間をいつもどおり締めてから、新しい始まりの日までを、つなぎの期間として1回だけ置きます。つなぎの期間は長さがほかと違うので、ほかの期間と合計を比べないように、メモを1行残しておきます。前の期間の記録は、書き直さずにそのまま残します。

まとめ

要点は3つです。1つ目は、締め日を、収入の入る日と、支払いの並びで選ぶこと。毎月決まった日に給料が入るなら給料日始まり、入る日が決まっていないなら1日始まりが合いやすくなります。2つ目は、給料がずれる月や、締め日を変える月の扱いを、先に1つ決めておくこと。3つ目は、始まりの日を、前の期間をふり返る日として固定することです。区切りの日が毎回同じなら、記録は期間ごとに続けて並んでいきます。