給料日前にお金がないのは、なぜ?

給料日前に残りが少なくなるのは、使い方より、残りの見え方によることがあります。家計簿をつけていても、次の3つが重なると、期間の終わりに残りが思ったより少なくなります。

どれも、記録の量というより、見る順番の話です。手取りから固定費を先に引く書き方は、新社会人の家計簿のつけ方 ― 一人暮らしの固定費を、手取りから先に引くで紹介しています。この記事では、期間の途中から終わりまでの見方を取り上げます。

手順1 これから来る引き落としを先に除く

給料日までの残りを見るときは、口座の残りから、給料日までに来る引き落としを先に除きます。

給料日に作る期間の1ページ目に、給料日までに来る引き落としを、日付の順に書いておきます。家賃やスマホ、カードの代金、年払いのサブスクなどです。引き落としが済んだ行には、横に印を付けていきます。

残りを見る日は、印の付いていない行の額を足して、口座の残りから引きます。引いたあとの額が、給料日までに使える残りです。口座の残りと、使える残りを、別の行に分けて書いておくと、どちらの話をしているかが混ざりません。

カードで払った分は、使った日ではなく、カードの代金の引き落としの日に、口座から出ていきます。引き落としの日が給料日の前に来るなら、その額も、印の付いていない行に入れておきます。何を固定費として書くかは、一人暮らしの固定費と変動費の一覧と分け方 ― 家計簿で迷う支出の置き場所で紹介しています。

手順2 残りを給料日までの日数で見る

使える残りは、給料日までの日数と並べて見ます。

使える残りを日数で割ると、1日あたりに使える額が出ます。残りの額だけを見るより、あと何日をこの額で暮らすかが、つかみやすくなります。計算は、給料日まであといくら使える? 固定費を引いた残りの計算でも試せます。

見る日は、毎日でなくても、週に1回、曜日を決めておきます。決めた曜日に、使える残りと、給料日までの日数を、同じ順番で書き足します。週ごとに並べると、残りの減り方が、期間のどのあたりで変わったかが分かります。

残りを、はじめから週ごとに分けておく形もあります。手取りから順に引いて、残りを週の数で分ける決め方は、家計簿の予算の立て方 ― 先に引く分を決めて、残りを週予算に分けるで紹介しています。

手順3 期間の終わりに、理由を1行残す

給料日の前日には、この期間に残りが少なくなった理由を、家計簿に1行だけ書きます。

理由は、起きたことを、そのまま短く書きます。「年払いのサブスクが来た」「服を買った」「人と会う予定が2回あった」のような形です。使ったものの記録は消さずに、そのまま残しておきます。

次の給料日に、新しい期間のページを作るとき、その1行を見ます。毎年来るものなら、引き落としの行に足します。毎月ではない出費なら、期間ごとに少しずつ取り分ける額を決めて、固定費の合計に足します。取り分ける額の決め方は、家計簿の特別費とは ― 1年分の項目と、積み立ての書き方で紹介しています。

使った額が、手取りより多くなった期間の書き方は、家計簿が赤字の月の書き方 ― 使いすぎた月を消さずに、落ち込まずに戻るで紹介しています。どの期間も、次の給料日には、新しいページから始められます。

給料日から書く、一人暮らしの家計簿の例

給料日から書く一人暮らしの家計簿は、期間の最初の1ページに、上から次の順で並べる形があります。ここでは金額は入れず、行の並びだけを例にします。給料日で期間を区切る決め方は、家計簿の締め日はいつにする? ― 給料日始まりと1日始まりの決め方で紹介しています。

  1. 1段目は、手取りの行です。給料日に、口座へ入った額を書きます。
  2. 2段目は、給料日までに来る引き落としの行です。日付の順に並べ、済んだ行に印を付けます。
  3. 3段目は、使える残りの行です。手取りから、2段目の合計を引いた額を書きます。
  4. 4段目は、週に1回の行です。決めた曜日に、使える残りと、給料日までの日数を書き足します。
  5. 5段目は、期間の終わりの1行です。給料日の前日に、残りが少なくなった理由を書きます。

毎日の買い物は、このページとは別のページに、いつもの書き方で記録します。1ページ目は、給料日までの残りを見るためだけに使います。5つの段の順番を、どの期間もそろえておくと、ページを見比べるときに、変わった段がすぐに分かります。

アルニ家計簿アプリでの給料日までの残り

アルニの家計簿アプリは、App Store で公開しています。ここで書くのは、この記事の給料日までの残りについて、アプリで用意していることです。

これから来る引き落としを先に除いて、給料日までの残りを日数と並べて見る、という考え方です。

よくある質問

給料日前にお金がないのは、なぜですか?

理由の1つは、次の給料日までに使える残りと、これから来る引き落としが、期間の途中で見えにくくなることです。口座の残りには、まだ引き落とされていない固定費も入っているので、使える額より多く見えることがあります。

一人暮らしの家計簿で、給料日までの残りはどう見ればいいですか?

口座の残りから、給料日までに来る引き落としを先に除き、残った額を給料日までの日数と並べて見ます。週に1回、曜日を決めて同じ順番で書き足すと、残りの減り方が分かりやすくなります。

給料日前に残りが少なくなった期間は、家計簿にどう書けばいいですか?

使ったものの記録はそのまま残し、給料日の前日に、残りが少なくなった理由を1行だけ書きます。次の給料日に、その1行を見て、引き落としの行に足すか、取り分ける額に足すかを決めます。

まとめ

要点は3つです。1つ目は、給料日前にお金がないと感じるとき、口座の残りから、給料日までに来る引き落としを先に除いて見ること。2つ目は、使える残りを、給料日までの日数と並べて、週に1回、同じ順番で書き足すこと。3つ目は、期間の終わりに理由を1行だけ残し、次の期間のページに生かすことです。